納豆菌ってさ。乳酸菌みたく便秘に良かったりしないの?

うむ。納豆菌も腸内環境を整えてくれる働きがあるぞぃ。しかも、納豆は食物繊維も豊富じゃからの。便秘で悩んでいるなら試す価値があるの。

・・・。スグに買ってくるわ。

なにやら真剣じゃの。そいでは、納豆菌の腸内環境に対する働きを見ていこうかの。

便秘解消や腸内環境に良いものとして、最初に思い浮ぶのが乳酸菌だと思います。納豆菌は、そんな乳酸菌と非常に相性が良い菌です。腸内の乳酸菌や善玉菌を増やしてくれるので、腸内環境の改善に効果的。

納豆菌を摂ることで腸内環境がどのように改善されるのか。また、納豆が便秘に良い理由も併せて見ていきましょう。

納豆菌の腸内環境に対する働き

  • 生きたまま腸に届き、増殖する
  • 腸内の乳酸菌を増やしてくれる
  • 有害な菌(悪玉菌)の増殖を抑え、善玉菌を優勢にしてくれる

生きたまま腸に届き、乳酸菌を増やす

菌類最強とも言われる納豆菌は、生命力が高く、熱や酸に強い性質を持ちます。そのため、胃酸によって死滅しにくく、生きたまま腸に届くのが特徴です。

腸に届いた納豆菌は、腸内に存在する乳酸菌と共生し、乳酸菌の増殖を助ける働きをします。

納豆菌をたくさん摂っている人は、摂らない人と比べて腸内の乳酸菌が10倍近く多いとも言われています。

腸内細菌のバランスを正常にする

納豆菌は、悪玉菌の増殖を抑え、善玉菌である乳酸菌を増やす働きがあるので、腸内細菌のバランスを善玉菌優位な状態にすることが出来ます。

腸内環境が整えられるので、便秘はもちろん、免疫力や美容にもプラスに働きます。

食事で腸内環境の改善を図るなら、定期的に納豆菌を摂ることを心がけていきましょう。

食物繊維のバランスが良い

食物繊維の不足は、便秘になる原因の1つです。腸内の有害物質を絡め取り、大腸の蠕動(ぜんどう)運動を促す大切な栄養素です。

日本人の食物繊維摂取量

日本人の食事摂取基準(2015年版)による目標摂取量は、成人男性20g、女性18gです。

しかし、平成26年の国民健康・栄養調査結果によると、食物繊維の平均摂取量は、およそ12~13gと不足しているのが現状です。

納豆に含まれる食物繊維

食物繊維は、ただ量を増やせば良いというものではありません。水溶性、不溶性の両方をバランス良く摂らないと、逆に便秘を悪化させてしまうこともあります。

理想的なバランスは水溶性1:不溶性2

納豆1パック(50g)の食物繊維含有量

水溶性 1.15g
不溶性 2.2g
合計 3.35g

上記表を見て分かるように、納豆に含まれる食物繊維は、理想的なバランスとされる1:2に近い数字です。

非常にバランスが良く、含有量もそこそこ多いため、便秘解消の助けとなってくれること間違いありません。

納豆菌と併せて摂りたい便秘解消に良い成分

納豆菌の特徴を活かし、その効果をより高めるために、納豆菌と併せて摂りたい成分を紹介します。

乳酸菌

納豆菌には、腸内の乳酸菌を増やしてくれる働きがあるので、乳酸菌を併せて摂ることはとても効果的です。

もちろん腸内環境の改善にも有効なので、せっかく納豆菌を摂るなら、乳酸菌も意識して補っていきましょう。

オリゴ糖

オリゴ糖は、乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌のエサとなることで、腸内環境を整える働きがあります。

大豆には元々、大豆オリゴ糖が含まれているのですが、納豆の発酵過程で分解されてしまいます。そのため、納豆には大豆オリゴ糖が含まれていません。

大豆製品 オリゴ糖含有量
蒸し大豆 1.42g
水煮大豆 0.79g
豆腐 0.42g
豆乳 0.50g
納豆 0g

バナナやハチミツなど、オリゴ糖を豊富に含む食品を併せて摂ることで、納豆菌や乳酸菌の整腸作用を助けることが出来ます。

まとめ

納豆菌は腸内の善玉菌を増やすなど、腸内環境の改善に役立つ菌です。また、納豆には水溶性と不溶性の食物繊維がバランス良く含まれているのも魅力。

納豆を食べることで、腸内環境の改善と食物繊維の両面から便秘の解消を助けることが出来ます。

便秘に悩んでいるのであれば、納豆菌と乳酸菌。そしてオリゴ糖。この3つの摂取を意識してみましょう。