納豆って健康に良いんでしょ?たくさん食べれば効果も倍増!?

ふむ。確かに納豆は栄養価に優れ、健康にも良い食べ物じゃ。だがのぉ、食べ過ぎても良くないのじゃ。

えー、何で?

それはじゃのぉ。納豆に含まれている成分の中には、摂り過ぎてはイカンものもあるからじゃ。食べ過ぎてはいけない理由を詳しく見ていこうかの。

納豆は非常に優れた栄養価を誇る食品なので、健康のためにたくさん食べた方が良い。と思うかもしれません。しかし、納豆には摂り過ぎてはいけない栄養成分も含まれているため、たくさん食べれば良いというものでもありません。

納豆を食べ過ぎると、何の成分を摂り過ぎてしまうのか。1日どのぐらいまでなら、食べ過ぎにならないのか。詳しく見ていきましょう。

納豆に含まれる摂り過ぎると良くない栄養成分

納豆に含まれている、摂り過ぎに注意しなくてはいけない栄養成分を見ていきましょう。

プリン体

体内で蓄積されると、痛風の原因となることで知られているプリン体。納豆には1パック(50g)あたりプリン体が約65mg含まれています。

痛風の人が避けるべき「高プリン体食品」の定義は、100gあたりプリン体を200mg含む食品なので、納豆は高プリン体食品ではありません。しかし、ビール大瓶1本に含まれるプリン体量が、およそ40mgであることを考えれば、納豆の含有量は決して少ないものではありません。

そのため、痛風の持病がある人は、1日1パック程度に控えたほうが良いでしょう。

大豆イソフラボン

大豆イソフラボンは、女性ホルモンと似た作用があり、ホルモンバランスの調整機能や、カルシウムの流出を防ぐなど、身体にとって良い働きをしてくれる成分です。しかし、過剰摂取は、逆にホルモンバランスを崩してしまう原因になります。

納豆からナットウキナーゼを摂取する場合の注意点と副作用でも書きましたが、大豆イソフラボンの摂取上限は、食品安全委員会によって1日75mgまでと定められています。

納豆1パック(50mg)には、大豆イソフラボンが約40mg含まれているため、1日2パック食べると上限を超えてしまいます。

セレン

ミネラルの1種のセレンは、抗酸化成分の合成のために必要で、身体を酸化させる活性酸素を抑制するために大切な栄養素です。

しかし、セレンの慢性的な過剰摂取は、腹痛や下痢、吐き気など、様々な症状を引き起こしてしまいます。

セレンの耐容上限値は1日約220μg。中毒が起こるのは約700μg以上とされています。納豆1パック(50mg)には、約117μg含まれているので、2パックで上限値を超えてしまいます。

※ 耐容上限値:過剰摂取による健康被害を起こすことのない最大の量

納豆は1日2パックまで

上記、摂り過ぎると良くない栄養成分のことを考えると、納豆は1日2パックまでにしておくべきです。

特に、大豆イソフラボンに関しては、2パックで上限値を超える上、納豆以外の大豆製品にも含まれる成分です。

普段、豆腐や油揚げ、煮豆、味噌、きな粉などを食べている場合は、それらの大豆イソフラボンの量も加味して、納豆の食べる量を調整していきましょう。

一度に摂らずに毎日摂ろう

食べ過ぎてはいけないと話してきましたが、納豆は日本の伝統食。昔から食べ継がれて、日本人の健康と長寿を支えてきた食品です。少しぐらい食べ過ぎたからといって、大きな問題になるものではありません。

ただ、たくさん食べたからといって、健康効果が増加するものでは無い。ということは、ここで書いた通りです。一度にたくさんの量を食べるのではなく、納豆を毎日食べるような食生活を心がけましょう。