納豆のポリアミンが老化予防に良いって、チラっと聞いたけど。なにそれ?ほんと?

うむ。細胞分裂に不可欠な成分じゃ。慢性炎症を抑えることによる、アンチエイジング。新陳代謝の促進といった働きが注目されているの。

アンチエイジング!そこんとこ、詳しく!

分かった分かった。じゃあ、ポリアミンについて詳しくみていくことにするかの。

ポリアミンは、大豆発酵食品やキノコ類に多く含まれている成分です。母乳にも含まれていることから、粉ミルクに配合されることもあります。

そんなポリアミンは、老化予防や新陳代謝の促進、炎症を抑える働きで注目されています。ポリアミンの特徴や、摂取方法、期待できる効果などを見ていきましょう。

ポリアミンに期待できる効果

  • 細胞の生まれ変わりを促し、新陳代謝を活発にする
  • 老化を防ぐ
  • 抗炎症作用

ポリアミンは、アルギニンやオルニチンなどのアミノ酸から、体内で合成できる成分です。しかし、20歳をピークに合成する力が弱まるため、年齢を重ねるごとに減少します。

そして、ポリアミンが不足すると、新陳代謝が衰えたり、老化が加速するようになるといわれています。

老化の原因となる慢性炎症を抑える働き

細胞が老化する原因には、活性酸素によるものと、加齢とともに起こる慢性的な炎症によるものがあります。

前者の活性酸素に対しては、抗酸化成分を摂ることで、酸化を抑えます。そして、慢性的な炎症による老化に対して、有効なのがポリアミンといわれています。

代謝を活発にすることで肌の老化を防ぐ

肌の代謝の衰えは、くすみやシミ、シワとなって現れ、見た目が老けて見える原因になります。

細胞の生まれ変わりに関与するポリアミンを摂ることで、新陳代謝を活発にすることが出来るため、肌のアンチエイジングにもつながります。

ポリアミンは食品から摂れる

ポリアミンは、体内で合成する他、ポリアミンを含む食品を食べることによって摂ることが出来ます。

分子量が小さく吸収されやすい

ポリアミンは分子量250以下という非常に小さな物質です。ちなみに、コラーゲンの分子量は10万です。

そのため、摂取したポリアミンは、分解されることなく、ダイレクトに腸に届き、効率的に吸収されるという特徴があります。

ポリアミンを多く含む食品

  • 納豆、味噌、醤油などの大豆発酵食品
  • いくら、たらこ、白子などの魚卵
  • きのこ類
  • チーズ

特に納豆と魚卵は、高ポリアミン食品といわれています。

納豆から効率的に摂取する方法

ひき割りよりも大粒を

納豆に含まれるポリアミンの量は、粒の大きさによって異なります。ひき割りが最も少なく、次いで小粒。大粒が一番多くなります。

納豆1パックあたりのポリアミンの含有量
大粒 7.11mg
小粒 7.00mg
ひき割り 5.11mg

ポリアミンは納豆菌の細胞内に含まれる

ポリアミンは納豆菌内に含まれているため、納豆菌を増やすことで、ポリアミンの量も増やすことが出来ます。

  • 卵を入れるとタンパク質によって納豆菌が増える
  • 50回以上かき混ぜ、少し時間を置くことで、納豆菌が繁殖しポリアミンが増える

加熱にも強い

ポリアミンは加熱に強く、80℃で1時間加熱しても、含有量に変化が無いとされています。

ただ、100℃で1時間加熱すると、およそ2割程度、含有量が低下するため、長時間の過熱には注意が必要です。

ポリアミンに関する研究

マウスを用いた研究では、高ポリアミン飼料を与えたマウスは、与えていないマウスに比べ、毛並みが良く保たれ、生存率も上昇したという結果が確認されています。

この実験から、マウスの見た目、寿命に対して、ポリアミンが一定の効果があると結論づけています。

自治医科大学附属さいたま医療センター 早田氏の資料

抗炎症物質とアンチエイジング(PDF)

納豆に含まれるポリアミンが老化と動脈硬化を防止する!(PDF)